パロディ

レッツゴー! ぼくらはいつも優等生

「オ、オベロン君……。あの、もし、迷惑じゃなかったら。勉強教えてほしいなって」両手を後ろ手にしてクラスで一番大きな胸を強調しながら、栗毛の少女が黒髪の少年に恥ずかしそうに微笑んだ。その直ぐ後ろでは、他数人の女子が動向を伺っている。期待と羨望…

ボーイミーツボーイ? 運命の君はオトコノコ

春爛漫、――桜の花が散る学び舎の入り口。楽しそうに騒ぐ同年代の仲間達を眺めながら、一人の少年が歩を進めていく。陶器のように滑らかな肌に完璧な位置に配置された顔のパーツ。そして、長い睫の上には、大人になりきる前の瑞々しい色香。少年が通り過ぎる…