こちらには、パロディ&オマージュ系の小説を置いてます。
しかし、捏造・改造が多く。果たして、パロディを名乗ってもいいものか悩みどころ。
【Colors】
聖剣伝○(LOM)の珠魅の一族の設定を下地にしつつも、結構好き勝手こねくり回しています。読了前のご注意事項としましては、オベロンの黒(ヴォーティガン)と白(オベロン)が別存在として登場します。また、黒については特殊な愛称呼びをしていますし、ちょいちょい他CPも混ざりますので、地雷がある方は避けて頂いた方が賢明かと!
黒の章
『貴方の色、好き。だって、夜の空の色だもん』『……僕も好きだよ。まるでお日様みたいだ』幼い頃の夢を見ている。まだ残酷な現実を知らなかった頃の――。「ねぇ、ティ。ティったら! ……もう! ヴォーティガーン!」地面に寝転んで一向に返事をしない青…
パロディ橙の章
「お兄ちゃん!」溌剌とした少女の声に、ロマニ――緋の一族の当主である彼は苦笑を零した。「あ・に・う・え、でしょ」「いいじゃん、家の中なんだから」「僕もうるさく言いたくないんだけどさ。立香はうっかりしてるから、家の外でも呼びそうになるだろう?…
パロディ金の章
回廊の出来事から数日。二人の噂は益々、人々の話題に上がるようになっていた。「聞いたか? あの王が、お認めになったとか」「何でも、緋色の娘を大層可愛がって居られてな、養子にでもするんじゃないかという話も聞いたぞ」「おいおい。それじゃあ、いよい…
パロディ白の章
「あの王を討つ」馬鹿な!と声を上げた白の一族だったが、アルジュナの睥睨に言葉を詰まらせた。白の代表とも言える老人が倒れ伏した為か、彼らに普段の勢いは無い。アルジュナはこの議案の場で、どうやってあの王を討つかを話し合おうとしていた。ところが、…
パロディNo Colors
「では、これより新たな議会を始めます。開始にあたり、議長よりご挨拶です」「おほん。新たに議長となりました、アルジュナです。今日この日より我々は新しい政治体制の元、この国と人々を導き、共に歩むことを――」「良かったのか?」とハクノが野を行くギ…
パロディ
【りつか1/2】
ら○ま1/2のパロディですが、ぶっちゃけ設定だけという。エイプリルフールのネタでショートとして予告部分だけ書いていたのですが、続きの希望を頂けたのでヾ(´ε`*)ゝ エヘヘ。書いちまいました。
ボーイミーツボーイ? 運命の君はオトコノコ
春爛漫、――桜の花が散る学び舎の入り口。楽しそうに騒ぐ同年代の仲間達を眺めながら、一人の少年が歩を進めていく。陶器のように滑らかな肌に完璧な位置に配置された顔のパーツ。そして、長い睫の上には、大人になりきる前の瑞々しい色香。少年が通り過ぎる…
パロディレッツゴー! ぼくらはいつも優等生
「オ、オベロン君……。あの、もし、迷惑じゃなかったら。勉強教えてほしいなって」両手を後ろ手にしてクラスで一番大きな胸を強調しながら、栗毛の少女が黒髪の少年に恥ずかしそうに微笑んだ。その直ぐ後ろでは、他数人の女子が動向を伺っている。期待と羨望…
パロディミスター&ミスター! 学園の王子様決定戦(前編)
「立香……」立香の目の前で宵闇のような暗いブルーの瞳が揺れている。ドクドクと心臓の音が鳴り響き、体の中は熱の固まりが暴れ回っていた。僅かな隙間を残して、オベロンの腕は立香の体をしっかりと巡り逃げることなど出来そうにもない。「立香」ともう一度…
パロディミスター&ミスター! 学園の王子様決定戦(中編)
『遂に開催されました! 我が校が誇るカルデア決闘! 早速、今回の決闘者デュエリストをご紹介いたしましょう!』晴天の下に円形のトラック、それらを囲む白い観客席。それらは、見る者にかのローマ帝国のコロッセウムを彷彿とさせたという。観客席の最前列…
パロディミスター&ミスター! 学園の王子様決定戦(後編)
天井に届かんばかりに設えられた木棚の色が黒々と染まりこの場所の過ぎた年月を想起させる。がしかし、真白いカーテンが静かに風の波間を揺蕩うとこの部屋だけ時が止まっているかのような感覚に陥ってしまう。数多の知識が息を潜めて眠るノスタルジックな場所…
パロディリメンバー・ミー 秘密のお伽噺
がらり――、更衣室代わりの教室のドアを開ける音が夕暮れの廊下に響いた。「はぁー、酷い目にあった」オベロンは頭の上のカチューシャを毟り取った。次に履き慣れないヒールを蹴り飛ばすように教室の隅に放り投げる。脱いだ足先はヒールの縁が食い込んだ後が…
パロディ